いろは綜合法律事務所

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借金問題・債務整理コラム集

家族に連れられて

借金の相談に見えられる方のきっかけはいろいろとあります。
今月の支払い分が用意できない、利息しか減らず将来が不安になった、支払いを滞り貸金業者から訴えられた等々。
その中で、家族の方に連れられて相談に見えられるというパターンが結構あります。

そして、家族に連れられてというパターンにも2通りあります。
一つは、連れてこられた家族の方の債務整理を私が受任して、うまく処理したところ、実は、「親も借金で苦しんでいるので同じく楽にしてやってください」や「妻の分も過払い金を取り返してやってください」というパターンです。

そしてもう一つが、何かのはずみで家族に内緒にしていた借金のことがバレて、家族会議を開いて、とりあえず弁護士に相談という形で家族に連れられて来られる場合です。

この後者のケースの場合、内緒で借金していたという負い目があるので、連れて来られた方は非常に萎縮され小さくなっています。
相談の場でも、妻や子に責められて、ただひたすら平身低頭しているということもよくあります。

「相談者の方にも、借金せざるを得なかった事情も、そのことを内緒にしていた事情もあるでしょうから、まあ許してあげてください」と私も言うのですが、それでもかなり家族の方は怒られています。
ただ、怒るということは、まだその人のことを思っているからこそする行為なので、それはそれで幸せなことなのですが。

ただ、実は、このような後者のケースで家族に連れて来られた方の場合は、債務整理がうまく終わるケースが圧倒的に多いです。
なぜならば、家族に内緒で、ずっと返済していたことから、遅れると手紙がサラ金等から届くので、毎回、期日にきっちり入金しており、かなり債務額が圧縮されることが期待できるからです。
また、今まできっちり返していたことから、任意整理がまとまった後もきっちり返していくことが期待できるからです。
さらに、家族の方主導で弁護士の下に相談に来るぐらいですから、これからの返済についても家族の方のサポートが大いに期待できるという点もあります。

その意味でも、任意整理をするならば、家族のサポートがある方が、絶対に成功率は高いです。

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