借金問題・債務整理コラム集
クレサラ事件
弁護士の業界では、ある事件のことをクレサラ事件と言います。
クレとサラは、それぞれ、ある言葉の頭文字を取ったものです。
クレはクレジット、サラはサラ金のことです。
すなわち、クレジット会社やサラ金(消費者金融)への借金で、返済がうまくいかなくなり、多重債務者になった時、弁護士が借主の代わりになって、債務の整理をしましょうということです。
別に、クレラップとサランラップのラップ系の事件のことではありません。
最近は、新聞やテレビでも過払い金という言葉を見かけるようになって、クレサラ事件は一般的に知られるようになってきたかもしれません。
しかし、それでも多重債務者のうち、弁護士まで相談に行く人は、1割から2割程度と言われています。
じゃあ、残りの8~9割の人はどうしているかと言うと、誰にも打ち明けられずに、借金が雪だるま式にふくれあがっていっているというのが現状だと思います。
その大きな理由は、
①借金したことが恥ずかしい
②知り合いの弁護士がいない
③弁護士費用がいくらかかるかわからない
の3点が主なものです。
しかし、①病気やリストラ等、借金しなければならなかった理由があり、また、そのようなことは誰にでも起こりうることですから、全然恥ずかしいことではないです。
また、②知り合いの弁護士がいなくても、クレサラ事件でしたら、一見さんでも受けてくれる事務所もいっぱいあるので、自宅または職場の近くの弁護士事務所に一度、電話をかけてみられたらよいと思います。
さらに、③相談だけなら無料(私の事務所も初回相談料は無料です)や、分割払い、後払い等いろいろと事情を聞いて、対処してくれる弁護士もいますので、事情を話して、弁護士に費用の点も、相談されたらよいと思います。
借金の整理は、早くしないと、雪だるま式に債務が増えて、そうなると大変なので、早期対処が大切です。
<< 前のページに戻る