過払い金返還請求コラム集
過払い金の勘違い その4
過払い金の返金までの期間の勘違いについて。
過払い金の返還が、交渉で合意に達した場合、和解書を作成します。
その上で、過払い金の入金を待つということになります。
この入金までにかかる期間ですが、業者によってかなり差があります。
最も早いところからでも、和解成立から、1ヶ月後ぐらい、遅いところでは、3、4ヶ月後というところもあります。
そして、大手の貸金業者(例えば、武富士、アイフル、ニコス等)でも最近では、3ヶ月後というところがかなり増えています。
とすると、過払い請求をしてから履歴を取り寄せるのでも、業者によっては、3ヶ月ぐらいかかるところもあり、争いのない事案でも、実際に入金されるまで、半年ぐらいかかるということも、結構あります。
ときどき、受任通知発送後、1~2週間で過払い金が返ってくると思われている方もおられるのですが、受任から2週間以内に入金がされるというケースはどんなに争いのない事案でもまずありえません。
私が手続きした中でも、受任から1ヶ月ぐらいで入金されたというのが一番早い事案です。
この1ヶ月以内というのもレアケースで、通常は、やはり早くても3ヶ月ぐらいはかかると見ておいた方がよいでしょう。
したがって、過払い金については、結構、いろいろと勘違いもあるみたいです。
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