過払い金返還請求コラム集
過払い金返還交渉 その2
引き直し計算をすると、少額だが過払い状態という場合も当然あります。
しかし、少額と言えども、過払いは過払い。ということで、A社と電話で返還交渉。
私 「過払い金の返還の請求書をお送りしているのですが」
A社 「はい、請求書によりますと、1万8530円ですね。」
私 「はい、そうです。」
A社 「少額なので、ゼロ和解でお願いできませんか。」
私 「ありえません。」
A社 「そうですか、では、1万円返還でお願いします。」
私 「何か、争点のある事案でしょうか?」
A社 「いえ、別に」
私 「では、全額返してください。」
A社 「うーん、わかりました。では、1万8000円で。」
私 「いえ、全額は1万8530円です。」
A社 「そこをなんとか減額を。」
私 「わかりました、では、端数を落として1万8500円でいいです」
A社 「厳しいですねー。わかりました、1万8500円で、稟議にあげます」
少額であっても、払いすぎた利息には変わりありません。
ということで、安易な妥協はできません。
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