過払い金返還請求コラム集
「過払い請求は、どれぐらいの期間がかかりますか?」とよく質問されます。
答えは、過払い請求をする業者やそれぞれの事案によって、違います。
早く決着がつく業者もいれば、なかなか決着がつかない業者もいます。
ただ、問題のない事案について、大体の目安を、手続きの流れと一緒に書いておきます。
① 受任通知をサラ金等に発送します。
→受任すれば、即日、発送します。
② 貸金業者から、取引履歴が到着します。
→早いところで、1週間ぐらい、遅いところは3ヶ月ぐらい届くのにかかります。
③ 取引履歴を基に、引き直し計算をします。
→到着後、1週間程度で計算します。
④ 過払い金が発生していれば、過払い返還請求書を貸金業者に発送します。
→計算後、即日、発送します。
⑤ 貸金業者に電話をかけて、任意の交渉を試みます。
→過払い返還請求書発送から2週間後ぐらいに電話します。
業者の方から電話がかかってくることは、ほとんどないです。
⑥ 合意に至れば、和解契約書を締結します。
→合意後、2週間ぐらいで締結し終わります。
⑦ 貸金業者から、過払い金が入金されます。
→合意後1ヶ月から2ヶ月ぐらいで入金されます。
以上の①~⑦が、通常の過払い請求の流れです。
したがって、早ければ、1ヶ月半ぐらいで、終了まで行きます。
一方、争いのある事案等で、訴訟にする場合は、3ヶ月から6ヶ月ぐらいは、さらにかかってしまいます。
したがって、事案、業者によって、過払い請求にかかる時間は異なりますので、大体の目安は、依頼した弁護士に聞いてみるのが一番です。
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